中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

株式投資

地熱発電施設を2030年に倍増する考えのようです

本日は週1回の在宅で仕事をする日ですので、細かい資料作成作業ではなく、周辺情報の収集・整理に集中する予定です。昨日、アマゾンで「ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること」(幻冬舎新書)を中古で購入しました。著者は苦瓜達郎氏(199…

ゼネコン各社のFY20業績実績とFY21業績予想 ー FY21は増収予想ではあるも伸び率は低い

本日はゼネコン各社の業績一覧を紹介します。少し前にばらばらと各社のFY21業績予想を紹介しましたが、今回はFY20の実績値と併せて一覧で数値のみを書きます。まずは、対年度比較での売上高、営業利益の伸び率になります。 FY20売上高 / 営業利…

ゼネコン業績:若築建設、大成建設、戸田建設、前田建設工業、鹿島建設、東亜建設工業の2021年度業績予想

今週は業務が多忙で、週1回を予定しているテレワークもできませんでした。じっくりと情報を収集する時間的余裕がゼロで、来週も1週間同じ状況が続くのですが、本日は、時間をかけて諸々の情報整理、ブログ記事掲載、読書をしたいと思います。 さて、本日の…

ゼネコン業績:大林組・安藤ハザマ・東洋建設の2021年度の業績予想

本日の日経平均株価は前日比699円安の27,448円です。この数日続落ですが、このまま更に下がったところで保有銘柄の買増しをしたいと思っており、忙しい中でも株価の動きだけは毎日ウォッチしています。 さて、本日も業務多忙のため、昼休みに株価を…

ゼネコン業績:西松建設・五洋建設の2021年度の業績予想

昨日の日経新聞でインベストメントチェーン特集が3ページにわたり記載されており、「物言う機関投資家」、「ESGの視点」など分かり易く簡潔に解説がありましたので、まだご覧になっていない方は、さっと目を通されるとよいかと思います。 5月11日に西…

アクティビスト保有銘柄はやはりかなりお薦め ー西松建設が年80円増配

本日の日経新聞で西松建設が年80円増配との記事がありました。昨日は西松建設の決算発表で、私は見る時間がなかったのですが、2019年度、2020年度ともに年間配当105円でしたが、2021年度は185円とするようです。利益配分に関する基本方…

ゼネコン業績:清水建設の2021年度の業績予想 ー 売上高+6.4%、営業利益△23.6%

3月期決算企業の通期決算発表が今週から相次ぎます。ゼネコンの業績については、ある理由から注視をしているところですが、昨日、清水建設が通期決算を公表しました。 https://pdf.irpocket.com/C1803/eq9A/G98U/o0xB.pdf 2020年度の業績は、前年比で売…

カトリック聖パウロ修道会が大株主の銘柄

昨日、四季報オンラインで銘柄分析をしていたところ、面白い情報がありましたので紹介します。 四季報オンラインに「意外と知らない!『学校・宗教法人が大株主』の全64銘柄」という記事がありました。その中で、カトリック聖パウロ修道会(戦前の1934…

再生可能エネルギーとして地熱発電に今後期待

前回記事に書きましたストラテジックキャピタルの株主提案の分析を本日から開始しましたので、明日以降に記事を書く予定です。まずは文化シャッターへの株主提案の分析から行う予定です。 さて、本日は、4月23日に開催された経済産業省の第32回総合資源…

2030年度の新しい電源構成 ー 再生可能エネは30%台ですが、原子力も20%と高いです

明日から緊急事態宣言です。私の自宅は東京都大田区にあるのですが、明日からは近辺の大型施設や週末に中学生の娘と泳ぎを競い合っている大田区のプールも閉鎖されるようで、昨年に引き続き、つまらないゴールデンウィークに突入となりそうです。明日は新聞…

フィデリティ・世界割安成長株投信 ー 組み入れ日本株の紹介

本日は興味深い投信を1つ紹介します。フィデリティ・世界割安成長株投信です。私が以前より集中投資をしているある銘柄がこの投信に組入れられていることを先日たまたま知り、どういう銘柄が組入れられているのかと思いさっと調べてみました。 この投信の愛…

中長期の株式投資:海洋鉱物資源 ー 経産省の鉱業小委員会(3月30日開催)

中長期観点での株式投資テーマについて紹介します。 私が注目している中長期での株式投資テーマの1つに海洋鉱物資源があります。経済産業省の資源・燃料分科会の中で鉱業小委員会というのがあり、ここで鉱物資源についても2014年5月から議論がされてお…

中長期株式投資の銘柄分析:東京個別指導学院(4745)は「買い」

本日は四季報オンラインのデータが2021年2集・春号データに更新されました。四季報オンラインに掲載されている銘柄の分析記事がアップデータされましたので、保有銘柄や気になる銘柄には本日から目を通し始めています。 以前にもブログで記事を書いたこ…

株式投資指標であるPERの読み方

本日は保有銘柄のこの1週間の株価の動き、ニュース等の確認をしていますが、この他に最近購入したものの読めていない本が沢山あるので、少しずつ読み進めています。人の奨めもあり日本史、美術など自分の業務に全く関係のない本も最近購入したのですが、意…

中長期株式投資の銘柄分析:クニミネ工業(5388)ー四季報サプライズ銘柄

本日(今朝)は株式投資関係で簡単に1つ記事を書きます。昨日、四季報オンラインで3月期決算企業の中から、配当利回りの大きい5銘柄が紹介がされていますが、その中でクニミネ工業(5388)が入っていました。以下は四季報オンラインの記事になります…

関西電力が「ゼロカーボンビジョン2050」を策定 - 原子力の最大限活用を目指す

最近、保有銘柄の買増し検討の関係でエネルギー関係、海洋鉱物資源関係の情報収集に少し力を入れているところですが、2月26日に関西電力が「ゼロカーボンビジョン2050」を公表しました。 このビジョンで2050年までに二酸化炭素の排出「実質ゼロ」…

総合資源エネルギー調査会の分科会が開催 - 「エネルギー基本計画に対する経団連の考え方」

本日の日経新聞で「脱炭素へ原発『国が前面に』」という見出しの記事がありました。総合資源エネルギー調査会の分科会が2月24日に開催され、そこで経団連はじめ関係団体に対して原発や再生エネルギーに関する考えのヒアリングが行われたようです。 この分…

株式投資テーマとしての海洋鉱物資源 - 本年2月末に新・国際資源戦略策定に向けた提言のとりまとめが公表予定

2月27日号の週刊ダイヤモンドの特集は「株・不動産・節税で資産1億円」です。個人投資家で100万円の投資から初めて、数億円の資産を築いた方のコメントで「投資銘柄は数銘柄にすべき」ということが書かれていました。これは至極もっともなことで、個…

東京応化工業(4186)が買収防衛策の非継続を公表

事前警告型の買収防衛策の導入企業数が減る中にあって、株式時価総額の比較的大きい企業の廃止動向をウォッチしているのですが、本日、半導体製造工程で使用されるフォトレジストで世界首位級の東京応化工業(4186)が買収防衛策の非継続を公表しました…

脱炭素と海洋エネルギー・鉱物資源関係の基礎的な情報整理

本日はある銘柄の株式投資の分析関係で、新聞記事及び経済産業省の資料を中心に海洋資源開発に関する情報収集、整理をしました。 2月16日の日経新聞で「国内資源 開発前倒し」との記事がありました。2月15日に経産省の会議で国内の資源開発の時期を前…

脱株主第一主義と買収防衛策 - 「企業価値・株主共同の利益の確保又は向上のための買収防衛策に関する指針」は見直しすべき時期では?

昨日、フリージアマクロスによる日邦産業に対するTOBについて記事を書いている時にふと気になりましたので、本日はこのタイトルで記事を書きます。ブログの記事を書いている時にそもそもの買収防衛策の導入の意義についてあらためて考えてみました。買収…

社外取締役と投資家との対話が必要ないと考える会社は29%

昨日、フォローアップ会議が開催されたことを記事に書きましたが、資料をあらためて読むと事務局資料の中に社外取締役と投資家との対話の記載がありました。これは今回の改訂コーポレートガバナンス・コードの論点の1つでもあります。 事務局資料を見ると、…

金融庁のフォローアップ会議が開催(2月15日) - 気候変動などの開示が今後注目

日経平均株価が昨日は3万円を超えました。3月期決算企業の通期決算の5月の発表内容如何によっては、3万2,000円もあるという報道もあります。大型株の株価上昇が日経平均株価の上昇を牽引しており、私の投資分野である中小型株は必ずしも大きな上昇を…

中長期株式投資:自動車のEVシフトによるインパクトはまだ当分先の話です

最近、自動車の電動化についてビジネス誌でも色々と報道されています。今の旬な話題であり、マスコミの金儲けのネタですので競って記事にしています(私などはビジネス誌のいかにも購買意欲をそそる見出しにつられて、電動化の記事の雑誌を購入してしまいま…

極めてシンプルな開示の戦略方針 - ジャパンディスプレイ(6740)の決算説明会資料より

テレビ東京のビジネスオンデマンドを有料視聴しており(月額500円)、昨夜のワールドビジネスサテライトでジャパンディスプレイ(5740)の第3四半期決算説明会資料の紹介がありました。ジャパンディスプレイとは有名な中小型液晶パネル大手企業です…

中長期株式投資の銘柄分析:ベントナイト大手のクニミネ工業(5388)の2020年度業績の上方修正の可能性

昨日、トヨタ自動車が10-12月期決算を公表しました。純利益が1.9兆円で業績予想を上方修正しました。日本車5社が上方修正するなど自動車の回復が見られます。 さて、これまで何度かクニミネ工業(5388)について紹介しましたが、10-12月期の…

バーチャル株主総会が可能になります - 産業競争力強化法の改正が閣議決定

2月に入り本年の定時株主総会の準備を開始する企業もそろそも増えてくる時期かと思います。私は20代の頃に某化学素材メーカーの法務部で商事法務を担当しており、商事法務が株主総会の事務局をしていたことから(20年前の話になりますが)、2月に入る…

アクティビストのエフィシモ・キャピタルがサンケン電気(6707)にTOBを実施

昨日は日経平均株価の終値が前日比+609円の29,388円となりました。1990年8月以来となる2,9000円を超え、企業業績の改善などが背景ということかと思います。 さて、昨日、アクティビストであるシンガポールの投資ファンドであるエフィシモ…

カゴメが買収防衛策の廃止を公表 - 有事導入型の買収防衛策の法的有効性は?

先日、ライオンが本年更新期限を迎える事前警告型の買収防衛策を廃止することを公表しましたが、今度は、2月3日にカゴメが事前警告型の買収防衛策を廃止することを公表しました(私の場合、M&Aニュースでプレスが自動配信されてきます)。カゴメの2月3日…

カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略 - 原子力産業の扱い

本日は、この1週間の保有銘柄の株価値動き、決算発表分析をしています。日経平均株価の昨日終値は前日比+437円の28,779円でしたが、各社の決算短信を見ていると2020年度通期決算の業績予想の上方修正をする会社が多いですね。なお、東証の発表…