中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

株主総会関連情報(2023年)

京セラがISS社への反論を掲載 ー 政策保有株式の保有の合理性を機関投資家に説明する際のポイントは? 

先週新聞報道もありましたが、議決権行使助言会社のISS社が京セラの社長選任議案に対して反対推奨を出していますが、これに対して京セラが反論のプレスリリースを次のとおり公表しています。 https://www.kyocera.co.jp/ir/news/pdf/230607_letter.pdf I…

次期トップの後継者計画(サクセッションプラン)は課題大ですね ー コンプライしている企業の株主総会で質問すると面白いかと

本日の日経新聞で「後継者計画、議論56%どまり」というタイトルで次の記事が掲載されていました。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC226G60S3A520C2000000/ 後継者計画とは経営トップの後継者の育成をどう計画立てているかで、サクセッションプラ…

2023年株主総会に向けて(4) ー ISSが2023年版の議決権行使助言ポリシーを公表

先日、旧村上系の投資ファンドと言われているシティインデックスイレブンスがアルプスアルパインの大量保有報告書を出していましたね。アルプスは時価総額が3000億円程度あるのですが、国内の投資ファンドがこの時価総額クラスの企業も対象にし始めたよ…

来年の株主総会に向けて(3) ー 議決権行使助言会社の基準で留意すべき点は?

昨日、ロシアの文豪のドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を購入しました。大学時代にも読みかけたことがあるのですが、最初の数ページを読んで、あまりの読みにくさで挫折したことがあるのですが、先日、週刊東洋経済で歴史を知る上での名著との紹介…

来年の株主総会に向けて(2) ー 海外機関投資家はどのように議決権行使するのか?

昨日は東京は寒い一日でした。毎年、12月に入るとどのタイミングで厚手のコートを着るべきか迷います。通勤電車の中は混雑して暑いので、実際のところはそれほど寒く感じる時間も少ないので(私の場合、電車に乗る時間は乗り継ぎ1回で合計15分)、今年…

来年の株主総会に向けて(1) ー 2023年の機関投資家の議決権行使基準の改定の方向は?

今年もあと数週間で終わり、年明けからは6月の定時株主総会の準備に入る上場企業も多いかと思います。今回から来年の定時株主総会に向けてポイントになりそうな事項について、アクティビスト(物言う株主)や機関投資家の議決権行使の観点などを中心に時々…