中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「四半期決算短信」の開示の任意化案②ー 四半期決算で企業が充実すべき情報は?

前回、記事に書きました経産省の「公正な買収の在り方に関する研究会」の第2回会議は明日開催されます。第1回の会議の議事要旨が先日、公表されました。まだ細かくは読めていないのですが、各委員からの貴重な意見が記載されている模様で、明日精読する予…

経産省「公正な買収の在り方に関する研究会」第1回 ー 研究会で今後議論されていく論点は?

本日は、仕事上の必要があり、経済産業省(経産省)が11月に立ち上げた「公平な買収の在り方に関する研究会」の第1回会議の事務局資料をじっくりと読んでいます(本日は在宅勤務ですので、誰の目も気にすることなく、情報収集に時間をかけたり、副業の準…

「四半期決算短信」の開示の任意化案①ー 四半期決算短信の制度自体は必要かと思います。問題なのは・・・

本日、1ヵ月ぶりに自分の個人用PCが修理から戻ってきました。この1ヵ月はもう1台の自宅の家族用PCでブログの記事を書いていたのですが、かなり重く、またキーボードが非常に使い勝手が悪く、記事を書くのに悪戦苦闘していました。やはり慣れ親しんだ…

アニュアルレポート、統合報告書は誰のため?

本日は夜10時からサッカーワールドカップの日本対ドイツですね。私はサッカー、野球はじめスポーツ全般の観戦の習慣は子供の頃から元々なかったのですが、子供がサッカーを始めて以降、日本のサッカーやラグビーの試合観戦が楽しみで、本日は夜ビールを飲…

経済産業省が買収防衛策の在り方の検討を開始しますー「公正な買収の在り方に関する研究会」の立ち上げ

この1、2年で有事型の買収防衛策に関する事案、裁判例が増えていることはご存知の方も多いと思います。ブログでも何度か触れてきました。最近の事例を踏まえて経済産業省か金融庁あたりで買収防衛策の在り方の議論を開始しないのかなと思っていましたが、…

議決権行使助言会社ISSの2023年版の議決権行使助言ポリシー改定案

先日、ブログのある記事について久しぶりにコメントを頂きました。大変ありがとうございます。ただ、はてなブログの場合、コメントの返信が少し複雑なところがあり(返信用のボタンがないなど)、以前には別の方からの質問に対してネットでやり方を調べて返…

個人投資家のコーポレートガバナンスの理解力の向上が大事です ー 近いうちにブログのタイトルを変更する予定です

このブログですが、開設した当初は、実務ニュースの解説が主でしたが、ブログを継続する中で、少々目的が変化してきました。2018年、2021年のコーポレートガバナンス・コードの改訂、この数年での非財務情報に着目しての機関投資家の中長期視点での…

物言う株主(アクティビスト)の視点からのコーポレートガバナンス・コードの読み方(第15回)ー社外取との面談の要請

今週の日経ビジネスに「ボード3.0の時代」というタイトルの記事がありました。社外取の役割を再考するということです。社外取に求める役割も変化していますね。 今回は、第15回ということで、社外取との面談要請について書いてみたいと思います。前回の第…

物言う株主(アクティビスト)の視点からのコーポレートガバナンス・コードの読み方(第14回) ー 取締役会の実効性評価の大事な点は?

昨日の日経新聞に投資ファンドの3Dインベストメントがサッポロホールディングスの社外取に改革主導を果たすことを求める書簡を送付したとの記事がありました。社外取と投資家との面談はコーポレートガバナンスの流れに沿ったものでありますので、何ら違和…

物言う株主(アクティビスト)の視点からのコーポレートガバナンス・コードの読み方(第14回) ー 取締役会の実効性評価。投資家の満足する手法は?

本日は、久しぶりに物言う株主(アクティビスト)の視点からのコーポレートガバナンス・コードの読み方を書きたいと思います。前回、第13回を書いてからだいぶ日が空いてしまいましたが(参考までに前回と前々回を最後に再掲しています!)、11月に入り…