中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

物言う個人投資家の武器

「社長、株主資本コストはいくらと認識していますか?」 ー 個人投資家・株主は企業に是非質問しましょう!

株主資本コストという言葉を聞くことは最近多いですね。数年前までは、投資銀行などの方が企業価値算定でDCF法を使用する際などのプロフェッショナルな場面でしか聞くことはありませんでしたが、この1~2年で一般の事業会社の方も良く使うようになりま…

個人投資家が投資先企業に提案をするためのROEの実践的な使い方①

2月はかなり多忙で、在宅勤務がほぼ出来ないのですが、明日はなんとか時間をとり、午後は東京ビックサイトで開催される国際ナノテクノロジー総合展・技術会議に参加します。 nano tech 2023 新しい社会変革を牽引するナノテクノロジー Social Transformatio…

ROE8%を超えないと株価上昇は厳しい ー 機関投資家的な視点での個人投資家のROEの使い方

来週から業務が多忙になるため、本日はインプットに重点を置いた一日でした。国内のアクティビスト投資ファンドが公表している株主提案の資料を読んだりしていましたが、投資ファンドの主張は、コーポレートガバナンスに即した極めて合理的な内容が多いです…

東証がコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)を6月11日に公表 ー 上場企業・投資家は東証のパブコメの結果を読みましょう

金融庁のフォローアップ会議でこれまで議論されてきたコーポレートガバナンス・コードの改訂作業ですが、6月11日に東証が改訂コーポレートガバナンス・コード(CGコード)を次のとおり正式に公表しました。 https://www.jpx.co.jp/news/1020/nlsgeu0000…

個人投資家のアクティビズム ー まずは投資先企業の株価が割安かどうかを判断するのが最初のステップ

本日の日経ヴェリタスで「みんなのアクティビズム」というタイトルの記事がありました。上手い表現だなと思います。日経ヴェリタスは勤務先で定期購読しているので、明日、記事をさっと読んで見たいと思います。 さて、前回、個人投資家の武器として次の記事…

投資先企業を物言う株主目線から分析する際の着眼点

物言う個人投資家の武器として、本日は投資先企業を分析する際の視点をごく簡単に紹介します。物言う株主であるストラテジックキャピタルが投資先企業の取締役とのエンゲージメンの際の視点を公表しており、これが非常に参考になります。 https://stracap.jp…

「物言う個人投資家」の武器としてのコーポレートガバナンス

5月14日の日経新聞にインベストメント・チェーン特集が組まれており、「物言う」機関投資家というタイトルの記事がありました。「物言う株主」は、いわゆるアクティビストであり、企業に対して会社法上の株主提案権を積極的に行使して、企業価値の向上を…