中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

コクヨがぺんてるの経営陣刷新の意向を公表-今後が面白い

11月26日の日経新聞でコクヨ社長の黒田社長が敵対的買収後にぺんてるの経営陣を刷新する(入れ替える)考えと書かれていました。 私がブログで経営陣はクビにする意向であろうと書いていましたが、当然と言えば当然のことかと思います。 一方で、従業員…

投資家との対話の充実の動き-サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会

11月22日に経産省がサステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会を新たに設置することを公表しました。 第1回検討会は11月26日(火)に開催されます。この検討会で議論・検討が予定されている事項、論点は次のとおりになります(経産省の…

「コクヨがぺんてるに対する公開買付価格を3,750円にあげました(3,500円→3,750円)」がその理由の開示文が個人的には意味不明

コクヨがぺんてるに対する敵対的買収を開始したことは報道のとおりですが、11月20日にコクヨが公開買付価格を3,750円に変更しました。 この背景は、プラスが名乗りをあげてきたことによるものですが、コクヨのプレスリリースに買付条件の変更の理由…

東証上場区分の動きを踏まえての個人投資家の投資銘柄のスクリーニング

昨日の日経新聞に東証の上場企業の見直しの記事が記載されていました。東証の上場基準は、金融庁の金融審議会で議論されており、11月20日の第5回の審議会の結果の内容が、本日の日経新聞で報道されたということになります(金融審議会の議事録も後日、…

コクヨがぺんてるの敵対的買収の検討を公表

11月16日の日経新聞で大きく報道されていましたが、文具メーカーのコクヨが筆記具メーカーのぺんてるを敵対的買収することを発表しました。 11月15日にコクヨがプレスリリースしており、それによると、1株3,500円で11月15日から12月15…

議決権行使助言会社に対する米SECの規制の動き

買収防衛策について記載しようと思っているのですが、業務がかなり多忙であるためと、業務終了後は、自宅で投資先銘柄と今後の投資候補銘柄の第2四半期決算短信の分析にかなり時間がとられ、じっくり買収防衛策を記載する時間がないので、また別の機会に記…

長期株式投資テーマとしての科学技術予測調査

先日の日本経済新聞に文部科学省の科学技術・学術政策研究所がまとめた未来技術のテーマが公表されていました。 2040年の未来像を描き、約700の科学技術が普及する時期を分析しています。ちなみに、この調査は1971年から実施されており、最近は5…

米国の10月の雇用統計の発表

買収防衛策の記事がまだ纏めきれていないため、最近のマクロ経済統計について今回はごく簡単に触れます。11月1日に米労働省が10月の雇用統計を発表しました。 非農業部門の就業者数は前月比で12万8千人増加。市場予測は9万人増であったところ、これ…