先日の日本経済新聞に文部科学省の科学技術・学術政策研究所がまとめた未来技術のテーマが公表されていました。
2040年の未来像を描き、約700の科学技術が普及する時期を分析しています。ちなみに、この調査は1971年から実施されており、最近は5年毎に実施し、今年で11回目とのことです。
科学技術の実用化時期として、2029年から2051年までのテーマが掲載されています。あまり先の予想の実現の可能性は低くなると思いますので、今後15年程度の予想の中から私が関心のあったものを列挙いたします。
- 2029年 人間を代替する農業ロボット
- 2030年 老化に伴う運動機能低下の予防・治療、ウナギ等の大規模陸上養殖
- 2032年 ロボット・AIによる外科手術
- 2033年 日本国内の全活火山切迫度評価
- 2034年 3Dプリンターによる再生治療、完全な自動運転(レベル5)、発話できない人や動物と会話できる装置
- 2035年 人の移植用臓器を動物対内で作る など
個人的には、発話できない人や動物と会話できる装置などの実現にとても関心があります。これが製品化された時には大きな市場が出来るのではないでしょうか。
問題はこの予測の確実性ですが、新聞によれば、過去予測は7割が実現ということのようです。
時期の正確な予測は専門家でも難しいようですので、この実現時期を必ずしも信じることはできませんが、少なくともこのテーマに該当する銘柄は探し、念頭においておくと良いのかも知れません。