本日の日経新聞にも記事が掲載されていましたが、オアシスがツルハHDに株主提案をした模様です。ということで、ツルハHDのホームページを見ると次のとおりプレスリリースが公表されていました。
https://www.tsuruha-hd.com/content/files/topic/ir/2023/20230614.pdf
株主提案の内容(議題)は次のとおりです。
完全にガバナンスに特化した株主提案ですね。自社株買い、増配要求でもなく、役員の選任や報酬制度に関する提案ですね。8及び9の株主提案を見る限り、取締役会長に不満を感じているようです。ツルハの直近の有報を見るとツルハの会長は、オーナー会長のようです。新聞報道を見ると、オアシスは水面下で他社との経営統合を求めていたとありますので、会長を社外取に変えて、企業提携等の促進を期待しているようにも思えますね。一般論になりますが、社外取は空気を読めない方が多いので(もっとも金融庁や経産省のガバナンス改革では空気を読めない宇宙人みたいな社外取を求めているところではありますが)、企業改革をするには、社外取を活用するのは非常に有効ではあります。
私が投資対象としている中小型銘柄でもアクティビストのネタになるコーポレートガバナンス上の課題材料を有する企業も結構ありますが、大型の投資ファンドが対象とするには若干小粒なのが悩ましいところです。
私個人の資力では大きな限界がありますので、個人投資家を募り、株を一定程度買い集め、そういう中小型銘柄に水面下で提案をして行きたいところではあります。仕事が忙しくて考える時間が今はとれませんが、そろそろ本格的に仲間を募り、株主としての積極的な行動をしたい・・。