中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

【株式投資】自動車の生産台数 ー 東南アジアの動向を注視

本日は、前回のブログの続きとして、株主提案の第3回目を書く予定でしたが、まだ文章を作成中のため、本日は別のネタの記事を1つ書きたいと思います。

週明けから投資先銘柄をはじめ、企業各社の2Q決算発表が続きます。仕事の関係では、工作機械、半導体関係、自動車や自動車部品関係を中心とした銘柄の決算に注視する予定ですが、本日の日経新聞に次の記事が掲載されていました。

車の世界生産、日本8社46%増: 日本経済新聞

日本のカーメーカーの国内・海外の生産台数が回復傾向が続くという内容の記事です。マークラインズなどが月次の各国の生産台数を公表しているかと思います。有料ですが。私はマークラインなどデータも定期的に見ているのですが、やはり東南アジアの自動車の生産台数は対前年比で4月以降は伸びていますね。東南アジアで自動車生産台数で大きいのは、タイ、インドネシア、マレーシアです。勿論、絶対数では日本、中国、米国、ドイツよりだいぶ少ないですが。

EUでは2035年にはガソリン車などの内燃車の販売が事実上禁止され、ハイブリッド車も販売できなくなる予定かと思います。となるとEV化にはまだ時間がかかると思われる東南アジアでのガソリン車、ハイブリッド車の日本のカーメーカの台数増に期待したいところです。そのためには、タイ、インドネシア、マレーシアの今後のGDP、人口の伸び率なども注視する必要があるかなと思っています(欧州での生産、欧州への輸出の減少分を全て東南アジア分で補うことは難しいとは思いますが)。

このあたりは、たしかジェトロのビジネス短信などが細かいデータを掲載していたような気がします。ということで、ブログには書きませんが、明日はこのあたりの情報収集をする予定です。