トヨタ自動車は先日の決算発表で2021年度の通期業績予想の売上高を変えず、自動車生産台数は900万台としているところですが、13日に、12月の生産台数の下方修正を次のとおり公表しました。
12月 生産計画について(11/12時点) | コーポレート | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト
年間900万台の達成には、12月には100万台程度、1月~3月には毎月85万台程度の生産が必要になると少し前の11月5日の日経新聞記事に書かれていましたが、12月の段階でつまづいたようです。新聞報道によれば、計画達成には1~3月に過去最高水準の月産90万台が必要になる模様です。
半導体不足の影響は年明けから回復するとは言われていますが、本格回復は春以降であろうというような一部報道もあり、トヨタ自動車の今後の生産動向は注視が必要です。外国人労働者を中心に人手不足も原因の1つです。自動車大手で確保できても、サプライチェーンでの、特に中小の部品メーカーでの人手が完全に不足していることが完成車の生産にマイナス影響を与えているところかと思います。