投資先に自動車用の鋳物の材料関連銘柄があり、自動車のEV化に伴い鋳物がかなり減少するリスクがあり気になっていたので、昨日、あらためてEV化により不要になる自動車部品の情報収集をしました。
大きく分けるとエンジン部品、駆動部品、電装品があると言われています。少し前の日経新聞にEV化で需要が減る部品とその企業名が次のとおり記載されていました。
- マフラー : フタバ産業(7241)
- 変速機 : アイシン(7259)
- 燃料噴射装置 : デンソー(6902)、愛三工業(7283)
- ピストンリング : リケン(6462)、日本ピストンリング(6461)、TPR(6463)
- 燃料タンク : 八千代工業(7298)
EV化により車の部品点数が大きく減少しますが、その対象製品が上記の部品ということで、単純に考えると、これらの企業の将来はやばいということになります。
問題は、果たしてEV化はどこまで進むのかですが、私は技術の素人ですので正確なところを語る能力はありませんが、国内自動車メーカーはこれまで培ってきた複雑なハイブリッドを当分の間は維持するように思います。
理由は単純でその開発に莫大な開発費を投じてきており、またEV化のインフラもまだまだ十分とは言えない状況を考えるとこの先も当分は、ハイブリッドで行くように想像します。完全EV車が世界の中心になるには、それなりのハードルがあるのではないかなと素人ながらに感じるところです。
日経新聞の記者はエンジニアでもないのに、「EV化時代が到来」のような論調で記事を結構書いていますが、所詮は素人です。従い、記事を鵜呑みにするのではなく、上記にあげた銘柄の決算や中期経営計画を細かく分析することが大事なのだと思います。ということで、明日からは、先ほどあげた自動車部品サプライヤーのIR情報の分析を早速開始し、注意深く継続して見て行きたいと思います。ブログでも時折紹介します。