以前に日経新聞でEV化により需要が減る自動車部品として、マフラー、変速機、燃料噴射機、ピストンリング、燃料タンク等があげられていました。鋳物関係銘柄の今後の見通しとの関係で上記製品を扱う自動車部品サプライヤーの動向は注視しているところですが、各社のFY21の1Q決算を踏まえた現時点でのFY21通期見通しを簡単に纏めました。売上高、営業利益、経常利益について、前年度(FY20)からの伸び率になります(IFRS基準の会社は経常利益の科目はないので空欄としています)。
FY21売上高 / 営業利益 / 経常利益
- フタバ産業 (7241) + 17.2% + 43.9% + 39.4%
- アイシン (7259) + 12.0% + 51.4%
- デンソー (6902) + 12.2% +183.7%
- 愛三工業 (7283) + 7.5% +101.8% +100.5%
- リケン (6262) + 13.3% +108.8% + 48.0%
- 日本ピストン(6461) + 12.6% ー +658.9%
- 八千代工業 (7298) △ 4.6% + 15.5%
自動車メーカーの業績好調を背景に各社ともFY21は好調のようです。ただし、長期で見ると自動車のEV化の進展如何では大きく影響を受ける可能性もあるので、定期的に状況は要注視かと思います。