中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

大手証券3社による主要上場企業の2020年度の経常利益予想

6月27日の日経新聞野村證券大和証券SMBC日興証券が予想する主要上場企業306社の2020年度業績予想が掲載されていました。

2020年度の主要上場企業の経常利益の予想は、前年度比で野村が▲13.9%、大和が▲9.5%、SMBCが▲5.9%ということです。前提とする為替相場は1ドル105円~107円でおいているようです。また、世界で緊急事態宣言が解除され、経済活動が再開しているため、7月以降は業績は回復に向かうという予想が多いようです。

2019年度の通期決算発表の際に、2020年度の業績予想を非開示としている企業はかなり多く、今後の4月~6月期の第1四半期決算短信で開示する企業が増えると思います。

その際に開示する2020年度の予想数値が株価にどういう影響を与えるか、つまり、14%を超える経常利益の減益になれば、株価を押し下げる1つの材料になるかも知れません。勿論、業種によって減益の比率は大きく異なりますが、1つの目安にはなるかと思います。