中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

公開買付制度・大量保有報告制度等ワーキング・グループ(第5回会議)- 上場企業は大量保有報告制度の動向は要注視ですね

3月期決算の企業各社の2Q決算も終わり、決算説明会資料、決算説明会のQ&A、決算説明会の動画を明日あたりからじっくり見る予定です。ところで、決算説明会には個人株主にも参加させて欲しいところです。セルサイドアナリストなど株も持っていないのに参加できるのに・・と思っています。

とは言え、100株しか持っていない素人の個人株主が沢山参加されても企業も困るので、例えば、3000株以上を保有する個人株主とか保有株数を限定して良いと思いますが、企業の方には検討して欲しいところです。

さて、金融庁のワーキング・グループの第5回会議が開催されましたので、noteにポイントを書きました。ご関心のある方はご覧頂ければと思います。

MBO(マネジメント・バイ・アウト)のポイントは? ー 個人投資家が見るべき事項

昨日から東京都内は一気に寒くなりましたね。早いもので、週明けから11月中旬に入り、今年も残すところあと1ヵ月半程度です。今年はコロナも明け、忘年会もそれなりに入りそうな勢いですが、社内の飲み会は必要最低限に抑え(立場上、結構金もかかるので・・)、今後のことを考えて、社外の方との意義のある交流に投資していきたいなと思っています。

さて、MBOがちょこちょこ増えていますね。以前にこのはてなブログでも何度か紹介をしたことがありますが、noteにMBOの際の個人投資家・個人株主が留意すべき点の記事を書いてみましたので、ご覧頂ければ幸いです。

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企業価値向上を投資先企業に促すためのコーポレートガバナンス・コードの使い方(第2回) ー 政策保有株式の問題を指摘しましょう

本日も天気の良い一日だったので、午後に2時間程度のウォーキングをしました。多摩川沿いのジョギングコースを歩いたのですが、この時期は気候も良く、歩くと頭の中がすっきりします。けど、何故か結構なスピードでひたすら歩いてしまったので、少し疲れてしまい・・。ウォーキングはほどほどのスピードにした方がよいですね。

さて、前回の第1回目の記事から少し時間が経過してしまいましたが、第2回目として政策保有株式の縮減を企業に求める上でのポイントについてnoteの記事で整理しました。

だいぶ前にもこのはてなブログで同じような記事を掲載したことがありますが、内容を簡素化してアップデートしています。ご関心のある方は、以下のnoteをご覧頂ければと思います。

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来年の株主総会での留意事項 ー ROE5%未満が続く企業の経営トップには海外投資家からの反対がかなり増えるかもしれません

先日、ISSがグローバル調査結果を公表しました。来年の株主総会に向けて、これまで停止してきたROE基準の復活がどうなるのか気になる企業は多いかと思います。

上場企業の経営トップやIR担当の経営層の方は気になるところかと思いますが、noteに記事を掲載しましたので、ご覧頂ければと思います。低ROE企業は対策が必要です。

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東証が来年1月から株価を意識した経営の未対応企業の社名を公表します ー 未対応企業はひとまず何かを公表しておきましょう

東証が株価を意識した経営について開示していない企業の公表を始めることを企業各社に通知をしました。企業はどう対応をすればよいでしょうか?

noteに記事を書いてみました。

コスモエネルギーと旧村上ファンドの攻防ー 臨時株主総会で買収防衛策発動を諮るようですね

コスモエネルギーホールディングスと旧村上ファンドの攻防が激しくなってきましたね。コスモエネルギーが買収防衛策の発動について株主総会を開催して、株主の意思を問うようです。

プレスリリースや報道を見る限り、MOMによる決議ではなく、普通決議のようですので、コスモエネルギーに賛同する株主の議決権をコスモエネルギーは確保する必要があります。noteに記事を書きましたので、ご関心のある方はご覧頂ければと思います。今後もnoteで本件の継続記事を書いていきます。

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企業の株価を上げるには投資家(機関・個人ともに)は英文開示の充実を企業に促しましょう

10月も下旬になり、だんだん寒くなってきました。昨日は、自宅から比較的近い場所にある多摩川の花火大会がありました。秋に花火大会を開催する地域も増えてきているのかも知れませんが、結構な人が来ていたようです(私は花火の開始前の時間帯に多摩川をウォーキングしており、17時30分過ぎから結構な人が付近に集まってきていました)。

さて、東証の市場区分のフォローアップ会議が開催されていますが、英文開示の充実を企業に求めていますね。海外投資家に日本株を買ってもらうための取り組みですが、英文開示を個人投資家も積極的に企業に促すと良いと思います。

そうすることで、海外投資家の目にとまり、企業の株価アップに繋がるかと。Noteに記事を掲載してみましたので、ご関心のある方はご覧頂ければと思います。

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株価を意識しない企業は社名が公表されるようですね ー 東証の市場区分の見直しに関するフォローアップ会議より

本日は、久しぶりにピーターリンチの「株で勝つ」を読み直しています。結構古い本で、今や多くのバリュー投資家が言っているのと同じ内容なので、目新しいことはほぼないのですが、それなりの金額を投資している銘柄の株価が下がった時などには、ピーターリンチの本を読み直したりしています。

さて、PBR1倍割れの企業は株価向上を頑張らないといけませんが、1倍超えで安心はできません。

先日、東証の市場区分見直しに関するフォローアップ会議で、株価向上を企業により強く求めることを議論したようです。Noteに記事を掲載しておりますので、ご関心のある方は是非ご覧頂ければと思います。

 

「生命保険会社(生保)=安定株主」という考えの時代ではないです ー 生保の議決権行使は厳しく

本日は1週間に1回の在宅勤務の日です。我が家は日当たりがよく、夏は家にいるとクーラーをつけても暑くて過ごせなかったのですが、最近になり日中の気温も下がり、家でも日中過ごせるようになりました。本日は仕事の情報インプットと投資銘柄の周辺情報整理に時間を費やし、夕方はプールで1時間泳ぐ予定です。

さて、最近、生保の企業に対する議決権行使が厳しくなってきたと感じます。ESG対話の要請も強まっていますし。生保=安定株主、という構図は崩れはじめていると思います。

上場企業の経営トップ以下の経営層の方は、来年の株主総会に備えてこのあたりの動きを把握することが大事かなと思います。ということで、昨夜、Noteに記事を掲載しましたので、ご関心のある方はご覧頂ければ幸いです。

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株価を意識した経営が出来ない場合、「配当を意識した経営」が求められます

本年の4月に東証が上場企業各社に対して、株価を意識した経営をすることを求めましたが、PBR1倍割れが続いている企業も多いです。

そのような中、配当基準の進化も進んでおり、従来の安定配当は徐々に減っていく可能性もあるかなと思います。株価の低迷する企業は、株価だけでなく配当を意識した経営が求められるのだと思います。Noteに記事を書いてみましたので、ご関心のある方はご覧頂ければと思います。

 

政策保有株式は何故ダメなのか?昔は当たり前だったのに・

本日は休日です。昨日は雨の中、仕事関係で関係部署との飲み会が1つありました。半分義理で参加していることもあり、結構疲れました。とは言え、円滑な人間関係のためには、年1、2回程度は必要ではあるのですが。コロナの影響で付き合いで酒を飲むということが2年ほど消えていましたので、それに慣れると社内の飲み会が非常に億劫かつ時間と金の無駄に思えてしまいます。まあ必要最低限に限定して参加してはいるのですが・・・。

さて、先日、日経新聞で政策保有株式の保有がまだ多い状況が続くといった記事が掲載されていました。「政策保有株式って悪いことなんだな」という認識を多くの方がされています。

けど、世の中の多くの方は、政策保有株式の何が問題なのか分かっていない方が多い気がします。社内で会話をしても、社内の中では比較的優秀な人材を集めているはずの財務部門やIR部門でもわかっていない担当者も結構多く(それはそれで大問題ですが・・)、本日、Noteで政策保有株式は何故ダメなのかについて分かりやすく解説をしてみました。

「社長、株主資本コストはいくらと認識していますか?」 ー 個人投資家・株主は企業に是非質問しましょう!

株主資本コストという言葉を聞くことは最近多いですね。数年前までは、投資銀行などの方が企業価値算定でDCF法を使用する際などのプロフェッショナルな場面でしか聞くことはありませんでしたが、この1~2年で一般の事業会社の方も良く使うようになりました。

この株主資本コストは、個人投資家も使うことで企業に質問をしたり、提案をしたりすることが可能です。個人投資家の方向けに株主資本コストの初歩的な事項を昨夜NOTEで記事を掲載しましたので、ご関心のある方はご覧頂ければと思います。

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人的資本の開示のポイントは? ー 機関投資家が本当に知りたいのは、女性管理職比率などの些末な情報ではないです

昨日が祝日のため、今週は1週間が早いですね。本日の日経新聞の社説は、「企業は資本コストへの意識を研ぎ澄ませ」というタイトルでした。良いタイトルですね。ROEも良いですが、企業のIR部門は株主資本コストをいかに低減するかという努力も大事です。そのためには、サステナビリティ開示、IRの強化ですね。

さて、最近、人的資本経営が良く言われます。今年の有価証券報告書では、人的資本関係の開示が要請されてことも注目されている1つの背景にあります。

けど、多くの企業の人的資本の開示を見ると機関投資家の意図とずれた開示をしている企業が非常に多い気がします。機関投資家とエンゲージメント(建設的対話)をする中で、機関投資家の求める人的資本の開示は何であるかについて、私が感じるところについてNoteに記事を掲載しました。企業で人的資本の開示を担当されている方、個人投資家・個人株主の方にご覧頂ければと思います。

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議決権行使助言会社とは?ISS社とかグラスルイス社とは? ー 個人投資家・個人株主の方向けに分かりやすく解説してみました

9月も中盤に入り、今年も残すところ3ヵ月程度となってきました。1年の経過は早いですね。私は、来年からは、なんとか副業を開始したいと考えており、色々と手法を考えているところです。個人投資家や個人株主のコーポレートガバナンス力の強化のお手伝いをしたり(セミナー開催など)、または、アドバイザーとなりコーポレートガバナンスの観点から物言う株主活動を一緒にすることなどが理想なのですが、このあたりをどう副業化するか思案中です。

さて、本題ですが、年明けになると株主総会の準備期間に入り、個人投資家の方も徐々に総会を意識されると思いますが、今回は総会関連で議決権行使助言会社について、NOTEで説明をしてみました。数年前にはてなブログで記事を書いたことがあるのですがアップデートしています。ご関心のある方は是非ご覧頂ければと思います。