本日は久しぶりに川崎にあるコストコに買い物に行きました。2ヵ月の1回の頻度で妻は平日に車を運転して、買い物に行くのですが(都内から行くので結構時間はかかるのですが)、私は約半年ぶりのコストコです。毎回いくたびに高く積み上げられた荷物が、地震等で落ちてこないのかと不安を感じ、本日も頻繁に上の方ばかり見てしまうのですが。何はともあれ、ビール、白ワイン、チーズを大量に買い込み、この連休は夜は酒を飲みながら「金融庁戦記」を読んだりテレビを見たりして、また、プールでひと泳ぎをするなどして休み満喫する予定です。
さて、本題ですが、先日、日経新聞でも報道のとおりニデックが東証スタンダード市場に上場し、金属工作機械を製造・販売するTAKISAWAを買収することを公表したようですね。ニデックが次のとおりプレスリリースを公表しています。
買付価格については次の記載があります。
1株あたり 2,600 円(以下「本公開買付価格」といいます。)(後記<本公開買付価格>参照)本公開買付価格は、直近及び対象者株式の過去1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の各対象者株式市場株価終値平均値(基準日:2023年 7 月 12 日)と比較した場合、以下のプレミアム(小数点以下第三位四捨五入。以下、プレミアム率について同じです。)を付けるものです。
- 基準日終値 1,447 円 79.68%
- 1ヶ月平均 1,269 円 104.89%
- 3ヶ月平均 1,272 円 104.40%
- 6ヶ月平均 1,221 円 112.94%
結構なプレミアムかなと思います。一方のTAKISAWAは次のプレスリリースを公表していますね。
報道によれば、いわゆる友好的買収では必ずしもないようですが、TAKISAWAは今後どのような方策を講じるのでしょうか?
TAKISAWAは事前警告型の買収防衛策を有しているかと思います。ニデックの買収に反対するのであれば、TOBに対して反対意見を表明するだけでは足りません。買収防衛策を発動する可能性もあるのだと思いますが、一方で発動をするとニデックの買収にはネガティブですのでTAKISAWAの株価にはマイナス影響が出るのだと思います。この手のTOBの場合には、TOB公表で株価が一定程度上がったところで株主としては売り抜けることがポイントなのだと個人的には思います。
有事導入型の買収防衛策の場合、いずれかの段階で株主の賛同を得ることが必須になりますが、平時型の場合には導入に際して一度株主の賛同を得ているので、スキームによっては取締役会の決議で発動できる設計にしている企業も多いのですが、TAKISAWAの買収防衛策のスキームも後日、確認してみたいと思います。本件も今後、ブログで注視していきたいと思います。