2022年度の通期決算が5月上旬から本格化します。私も投資先銘柄の過去決算の整理を今週末あたりからそろそろ開始する予定ですが(とは言え、集中投資をしているので銘柄数は多くないのですが)、今回の通期決算の大きなポイントは、PBR1倍割れ企業の株価向上施策ですね。
ブログでも何度か書いているように東証が株価意識をプライム・スタンダード企業に求めているところですが、対策、つまり資本収益性(ROE)と市場評価(PER)に関する計画の策定と開示が求められています。なるべく早く開示するよう言っているため、恐らく、この通期決算での計画の開示が企業には求められます。私も投資先の中でPBR1倍割れの企業の開示結果を見て、IR部門に色々と質問をする予定です。特に、某銘柄は、ROEが8%以上であるものの、PBR1倍割れが続いているため、成長戦略の開示に問題があると言えますので、今回の通期決算では成長戦略についてどういう開示をするのか関心を持っています。
ところで、先日、三井住友DSが運用するニッポン中小型ファンドの2022年度の運用報告書が開示されました。
https://www.smd-am.co.jp/fund/pdf/1849_20230202z.pdf
このファンドは中小型株を組み入れ銘柄としたファンドですが、中小型株の探索ツールとして重宝しています。この1年間で株数を増やした銘柄を見て、その企業のPBRなどを見ると今後の投資のヒントが見つかるかも知れません。2021年度、2022年度の運用報告書を並べて、銘柄の増減などをエクセルで纏める予定です。