中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

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再生可能エネルギーの発電容量についてIEA予測が公表

10月22日の日本経済新聞で、国際エネルギー機関(IEA)が10月21日に世界の再生可能エネルギーの発電容量を公表したことについて書かれています。新聞報道の内容は、次のとおりです。

  • 2014年の世界の再生エネルギーは2018年比で5割増
  • 再生エネルギーの発電容量は年率7%のペースで伸び、2024年に3,721ギガワットまで拡大
  • 種類別で最も伸びるのが太陽光で、2018年の496ギガワットから、2024年には1,195ギガワットへ2.4倍になる
  • 太陽光発電のコストは2024年にかけて15~35%さらに下がる
  • ロイヤル・ダッチ・シェルはCO2の排出量を2050年までに半減させることを目指し、太陽光や風力の新分野に年最大20億ドル(2,160億円)を投じる方針をかかげている

再生可能エネルギーについては、数値は忘れましたが、少し前にたしかブルーグバーグあたりも予測を公表しており、再生可能エネルギーの普及は、これまでコスト高が課題であったが、コストが大きく下がり、今後大きく伸長するということでした。

いうまでもありませんが、再生可能エネルギーが求められているのは、石炭エネルギーは二酸化炭素の排出量が多く、これが地球の温暖化の原因とされているところ、環境にやさしいエネルギーが再生可能エネルギーということです。

2018年には、エネルギー消費に伴う世界のCO2排出量が過去最高を更新したようであり、環境に関する企業の取り組みの公表も今後更に強く求められる動きにありますので、普通に考えると太陽光は今後大きく増える可能性が高いと思います。

では、太陽光の日本株はどうでしょうか。私は以前に太陽光発電を行う低位株を買いましたが、業績が悪く、株価もぱっとせず売却しました。

たしか、日本は太陽光発電は世界に遅れているという状況であるかと思います。太陽光発電自体は期待できるテーマですが、日本株で関連銘柄を探した場合、必ずしも適したものがあるかは疑問といったところでしょうか。