中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

公正な買収の在り方の研究会のガイドライン原案が公表 ー 買収防衛策スキームに使えるか否かが肝になりますが、どうでしょうか

明日の夜は久しぶりの大人数の歓送迎会です。この手の義理で参加する社内行事は本当に減りましたね。この3年間、公式な歓送迎会はゼロでしたので、もはや感覚すら忘れましたが、1年に1回程度であればこういった飲み会行事も重要かなと思っています。もっとも、行事の飲み会には、絶対に参加しないという方針の変わり者が必ず1人はいるのが多くの会社でも良くある現象とは思いますが。

さて、本日、経産省の公正な買収の在り方の研究会の第6回が開催され、ガイドラインの原案が次のとおり示されました。

https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/kosei_baishu/pdf/006_03_00.pdf

まだ全部は読めていないので、ざっと斜め読みをした限りですが「うーん、どうかな」という第1印象を私は持ちました。大事なのは、このガイドラインによって有事型の買収防衛策や平時型の買収防衛策のスキームが明確になるかということですが、どうなんでしょうかね? あまり抽象的な内容をガイドラインで書かれても実務は困ってしまうと思いますし。いずれにせよ、明日、ガイドラインの原案をしっかりと目を通したいと思います。