中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

北越メタルに対するトピー工業の株主提案 ー 補足説明資料を公表

今週1週間は忙しい毎日でしたが、ようやく金曜日です。コロナで出社する人が増えたせいかオフィスが騒がしく、アウトプットには最適なのですが、インプット業務への集中が少し難しいなと最近感じます。私の近くの部署には、40~50代の中高年の独身女性が数名おり、最近出社回数が増えているようですが、独身者は家に帰っても話の相手がいないせいか、10代の女性のように少し幼稚さがあり騒がしく感じられ(一方、既婚女性は常識人が多いのですが)、独身女性(男性もですが)は独特の進化をして老後を迎えるのだなと感じるところです。こういう方々を見ると、家庭を持ち、子供を2人程度持つことは大人が社会性を持った人として成長する上でとても大事なのだと思います。

さて、どうでもよい余談が長くなりましたが、トピー工業が北越メタルに株主提案をしているところですが、5月31日にトピー工業が株主提案の補足説明資料を公表しました。

https://www.topy.co.jp/ja/news/news/news20220531-2/main/0/link/topy_20220531-2.pdf

トピー工業は北越メタルの筆頭株主(33%の株式保有)です。大株主には、資料3ページによれば、伊藤忠メタルズ、第四北越銀行伊藤忠丸紅鉄鋼損害保険ジャパンがあるようです。このあたりの大株主がトピー工業の株主提案に賛同するかどうかが関心が高いところですね。

ひと昔前であれば、大株主が株主提案に賛同するということは100%なかったのですが、今はそんな時代でなく、株主提案に賛同しないのであれば、上記の株主は自社の株主に対する説明が求められるところです。一方、北越メタルとの取引を考えると、安易に株主提案に賛同もできないところかと思いますが。関西スーパーとオーケーの攻防で関西スーパーの株主が判断に迷ったケースと同じですね。

補足資料の詳細がまだ読めていないんので、週末にでも読みたいと思います。