中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

人材版伊藤レポート2.0(案)が公表

本日は1週間に1回の在宅での仕事の日です。色々と資料をプリントアウトして自宅に持ち帰りました。IR部門と一緒に統合報告書の骨格作りをしているので、本日は、社外取締役インタビュー(最近、これを記載する企業が多いです)などの骨子を考える作業に重点を置く予定です。「物言う株主の視点でのコーポレートガバナンス・コードの読み方」も次回あたりからブログで記事を連載して行きます。

さて、本日は簡単に情報紹介いたします。

経済産業省で「人的資本経営の実現の向けた検討会」が開催されていますが、3月18日開催の第9回会議で「人的資本経営の実現に向けた検討会報告書」(案)が次のとおり公表されました。

https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/jinteki_shihon/pdf/009_02_00.pdf

「人材版伊藤レポート2.0」ということです。例の伊藤教授が座長の検討会ですのでこの名称になったのでしょう。71ページありますが、文字が大きく、何故か行間もかなり広いので、実際のところ文章量は40ページ程度といったところでしょうか。

まだ内容が読めていないのですが、中長期投資の機関投資家は最近人的資本に対して関心が高いところですので、それに関する内容も記載されているのだと思います。目次を読むと、「社員エンゲージメントを高めるための取組み」という内容もあり、社員の意識向上を図ることについても触れられています。