中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

ESG評価規範の策定検討開始 ー ESG評価・データ提供機関等に係る専門分科会

最近、近い将来の副業開始に向けた準備に本腰を入れているところですが、そうなると本業の中でも副業と関連性の乏しい業務(一部ですが)は、無駄な時間と考え、関心とやる気がゼロになり、ほぼやっつけ仕事となっています。一方、副業に密接な関連のある本業への集中度は格段に高まっており、総じて考えると、副業を意識すると本業にもプラスになるというのが最近、強く感じるとことです。

さて、3月9日の日経新聞にも記事がありましたが、金融庁が2022年中にも企業のESGの評価機関を対象に評価規範を策定するようです。金融庁のホームページで検索したところ、 次の「ESG評価・データ提供機関等に係る専門分科会」のようです。

「ESG評価・データ提供機関等に係る専門分科会」の設置について:金融庁

 企業のESGの取組みについては、評価機関が独自に「勝手評価」をしているところですが、企業側としては、「どう評価してこのスコアになったの?」と大いに疑問を感じるところも多いのが現状です。とすると、なるべくESGに関する事項は漏れなく開示しておくのが無難ということで、企業では、経営指標や企業財務が分からない「ESGおじさん・おばさん連中」の無駄な作業が増え、コストがかかることになります。きちんとした評価規範が出来ると無駄な作業が減るかと思います。今後の分科会で議論の動きを注視したいと思います。