中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

【株式投資】アクティビスト保有の上場子会社銘柄はやはり狙い目

商船三井が子会社であるダイビル(8806)にTOBを実施しています。次のプレスリリースのとおり、TOB価格は2200円のようです。

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03619/01707253/4901/4e0e/b48a/68ea4e627681/140120211130444248.pdf

12月9日の日経新聞によれば、ダイビルの株式を0.74%保有する海外の投資ファンドTOB価格が低いとしてTOB価格の引き上げを求めているようです。3000円以上が適正価格とのことです。11月30日にTOBを公表した翌日の株価は1700円まで上昇しましたが、その後、更に株価は上昇し2200円です。やはりアクティビストの保有する銘柄は狙い目ですね。

私は対象企業の財務状況と事業内容をそれなりに分析して割安株に投資することを自分の株式投資の方針としていますが、来年は、上場子会社でアクティビストが保有する銘柄を洗い出し、TOB&アクティビストが物申すことを期待して投資するコバンザメ投資をして行こうかなと思案中です。上場廃止のインサイダー情報などが本当は欲しいところです。