財務省が、11月2日に外資規制の事前審査の対象になる企業のリストを更新したことを次のとおり公表しました。
「本邦上場会社の外為法における対内直接投資等事前届出該当性リスト」の改訂について : 財務省
ブログでも過去に何回か掲載していますが、この外資規制ではコア業種に認定されるのが1つのポイントになります。今回の更新では、レアアース関連業種がコア業種に追加されました。
上場企業各社には、東証経由で財務省から該否の調査要請が事前に来ており、その回答を踏まえての更新となっていますが、今回の更新でコア業種該当企業は、直近715社だったのが801社に増加しました。
コア業種に該当することで、海外投資家等の海外企業が対象企業の1%以上の株式を純投資目的以外で取得する場合で、かつ一定の場合には事前に財務省への届出(審査)が必要になります。ただ、このコア業種に該当したからといって「政府が守ってくれるので安心」ということはならないので、コア業種に該当する企業の経営トップの方は、きちんと整理しておいた方がよいかと思います。過去にブログでコア業種の詳細について説明しておりますので、ご覧頂ければと思います。