中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

地熱発電の増加に向けて本格調査を開始 ー 地熱関連銘柄に期待

本日は今週はじめてのテレワークです。オフィスは今週もほとんど人がおらず、毎日が休日出勤しているかのような人の少なさで、かえってオフィスの方が集中して業務に取り組むことができます。本日は何もなければ、18時前には仕事を終え、近所のプールで1時間ほど泳ぐ予定です。

さて、本日は株式投資関連のネタを1つ。昨日の日経新聞で次のように地熱発電に関する記事が掲載されていました。

経済産業省地熱発電所を増やすため、国立公園内などに適地を見つける調査を本格化するようです。再生エネの中で、地熱はCO2を出さない、日本は世界で第3位の地熱資源量を有するなど、本来地熱発電 は期待されるべきエネルギーです。しかし、開発リードタイムが長いほか、国立公園など開発の難易度が高く、環境庁はじめ関係省庁との折衝などが必要になることもあり、なかなか進んでいないのが現状です。

2030年度の日本のエネルギーに占める地熱発電の比率はわずか1%ですが、風力発電の実現可能性も雲行きはかなり怪しいところかと思いますので、地熱発電は調査の結果次第では比率が増える可能性もあるかと思います。

関連銘柄はアストマックス(7162)、鉱研工業(6297)、東亜建設工業(1885)、富士電機(6504)、古河機械金属(5715)あたりでしょうか。ところで、四季報オンラインで各銘柄のニュースを見ていたところ、東亜建設工業は旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが8月19日に大量保有報告書を出しており、共同保有者との保有割合合計は8.28%となっています。