中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

自動車部品サプライヤーとEV化 ー リケン(6462)の2020年度決算説明資料での開示

ピストンリングで日経向け首位のリケンの2020年度通期決算説明資料(2021年6月15日公表)で内燃機関搭載車のピークアウト等が記載されています。

https://www.riken.co.jp/ir/plan/pdf/setumei_21.pdf

リケンでは、内燃機関搭載車のピークアウトは2030年頃を想定しているということです。また、内燃機関搭載車は2021年には84百万台であるところ、2030年には88百万台と予想しています。

2021年の内燃機関搭載車の比率は95%(ICE:74%、HEV・PHEV:11%)であるところ、2030年には80%(ICE:46%、HEV・PHEV:34%)と低下し、EV・FCVの比率が高まると読んでいますが、今後の動向は注視が必要ということを決算説明会では話をしています。