中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

ストラテジックキャピタルによるTOBに対して京阪神ビルは反対を表明

アクティビストのストラテジックキャピタルが京阪神ビルディングに対してTOBをしかけており、前にブログで、政策保有株主はこのTOBに応募しない場合には合理的な理由を準備しておく必要があることを次のとおり書いております、

本日の日経新聞によれば、昨日、京阪神ビルはTOBに対して反対を表明したということです。京阪神ビルのホームページの投資家情報に開示文が掲載されています。

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS01818/c2691c50/2289/46ab/bb71/bce85ed95a47/140120201119426544.pdf

まだ詳細は読めていないのですが、「本公開買付けが、当社の中長期的な企業価値の向上及び株主の皆様の共同の利益に資するものであるか疑問であること、本公開買付けは本定時株主総会において示された当社株主の皆様の意思に反するものであること、公開買付者との間で信頼関係を構築することが困難であり、公開買付者が当社への影響力を強めることで当社の経営に支障をきたすこと等を踏まえ、本公開買付けに対して反対」となっています。

3連休に読めたら、開示文ポイントをブログで書きたいと思います。また、買収防衛策の導入・継続については、11月17日にブログで掲載していますが、3連休中に続きを掲載したいと思います。