コーポレートガバナンス、株式投資、企業価値、IRなどに関する投資家目線での実務ニュース ー 強い意志のある投資を目指して

コーポレートガバナンス、中長期での株式投資、企業分析、企業価値評価、IR等について、新聞記事を中心に投資銀行・東証1部事業会社での実務経験を通じて気づいた観点を踏まえて分かりやすく解説していきます

日本経済新聞(朝刊)に掲載の主要記事と主要数値の「暗記」がお薦め

私は、毎週末に自分の保有する株式銘柄について、各銘柄と各銘柄の主要競合他社(1銘柄について2、3社)について、この1週間の株価の推移チェック、業界のアップデート情報チェック、直近の決算説明会資料の再チェック、ヤフーファイナンスでの掲示板のチェックなどをしています。

これに加えて毎日切りためてノート(コクヨのソフトリングノート)に張り付けた新聞記事の1週間分の整理に努めています。子供たちもいるので、週末、朝からずっとやることはありませんが、ここ数か月はコロナで家族で他県にドライブや旅行に行くこともないので、それなりの時間を週末に費やしています。

勤務先では、日経ビジネス週刊東洋経済週刊エコノミスト等のいわゆるビジネス4誌のほか、日経産業新聞日刊工業新聞などの新聞数紙も購読していますが、一般情報の収集では、一番やはり重要なのは日経新聞(朝刊)かなと思います。

時々、日刊工業新聞に投資先銘柄の製品発表などが出て(私の保有株はいずれも中小型株のため日経新聞には記事は出ない)株価がいきなり上昇しますが、その場合には、ヤフーファイナンス掲示板を見ると確実に誰かが新聞記事のことを書いているので、日刊工業新聞などは時間をかけて見る必要はないと思っています。

あと、週刊ダイヤモンドなどのビジネス誌は、たまに眺めて面白い記事があれば、コピーをとりますが、1個の記事のボリュームがあり、毎週チェックする時間はなく、見ないことが多いです。

こんな作業を繰り返しながら最近思うのは、株式投資においてのベースとなる情報の収集としては、日経新聞の朝刊(夕刊は不要です)を読んで、それをメモにして「正確に暗記」することが一番効果的かなと思っています。

10年ほど前に著名なコンサルタントである小宮一慶さん(京都大卒で元三菱UFJ銀行のバンカー)が書いた本に、「主要なマクロ統計値であったり、自動車生産台数、訪日外国人数などの主要数値は暗記することが重要」と書いてありました。その時は、そんな数値はネットで探せばすぐに出てくるので暗記は不要と思っていました。しかし、主要数値の暗記をすることで、色々な物事の1つ1つが繋がって見えてくるように感じています。

色々な数値を暗記することで、業界の異なる投資先銘柄の決算発表資料や事業報告書などを見ると、今後の見通しなどの方向性が想像でき、「今後はこんな方向に向かうのであろう」と予測できるようになってきました(なお、所詮、予測ですから外れることも多々あるのですが、予測が外れた場合の次の方向を予測できます)。

日経新聞を読んでいる人は多いですが、暗記までしている方は多くはないのではないでしょうか。企業のファンダメンタル分析に基づく株式投資(株式投機ではなく)をする個人投資家の方で、こういうことを全くやったことがないという方は、地味な作業ですが、半年ほど継続すると色々と見えてくるかも知れません。