中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

ESG評価会社の評価基準は統一されていないのが問題

本日は年休をとり仕事を休んでいます。5月は久しぶりに残業時間が100時間を超え、6月第1週頃までバタバタしていたのですが、ひと段落したので、今日は休みです(私の場合、平日は夜になると、どうしても集中力が切れ、だれてくるので、遅くとも21時には退社して、日曜日にオフィスで集中するようにしており(自宅で休日仕事とというのはまず無理です。そういう気にならない)、日曜日に集中して作業をすると残業時間が一気に増加してしまいます。

さて、本日の日本経済新聞を読むと「ESG評価会社が乱立」という記事があります。ESGについてはご存じの方も多いと思いますので、用語の説明はいたしませんが、ESGについては従前から評価会社が勝手に評価していると感じていました。

Aという評価会社の評価項目とBという評価会社の評価項目が異なっていたり、または、評価の重み付けが各社異なるなどバラバラです。これにより企業は右往左往するケースもあります。

世界600社の評価会社(こんなにあったことに軽く驚きます)の基準にばらつきがあり、欧米当局が評価会社を聴取し、規制を検討するということのようです。ESGの評価が低いとその指数に連動したインデックスから外されることを企業は気にしていますが、今後は、評価基準が統一されるのかも知れません、とすると、当然に評価会社などこんなにたくさん存在する必要はなく、淘汰されていくのでしょう。最大手の評価会社の評価基準だけを企業は気にしていればよいのかも知れませんが。

さて、本日は、今のところ日経平均が昨日比で300円安で、投資先の中小型銘柄の株価も下がっています。四季報の最新版(夏号)が6月26日に発売されますが、今回は発売と同時に購入して、有望銘柄をじっくり探して行く予定です。今後も株価が乱高下しますが、大きく下げたところで、一気に仕込めれば考えています。