2月14日にドイツが2019年10月~12月のGDPを公表し、2月15日の日本経済新聞に記事が掲載されていました。GDPを含めた記事のポイントを列挙しますと次のとおりです。
- GDPはゼロ成長にとどまった
- 2019年通年では2018年の半分以下の0.6%の伸びで6年ぶりの低水準
- ドイツの自動車生産は前年比9%減で、輸出は13%減
- ドイツの産業全体で見た生産も2019年12月で前月比3.5%減でリーマン・ショック直後の2009年来の落ち込み
ドイツ経済の中心は自動車産業ですが、これが低迷しているのがドイツ経済低迷の原因です。されらに新型コロナウィルスに肺炎の拡大が先行き不透明感を強めています。
2月13日に欧州委員会が冬季経済見通しを公表していますが、2020年、2021年ともに1.2%ということで2019年11月時点から据え置きで2020年以降も低飛行のようです。
いずれにせよ、ドイツ経済はじめEU全体は暗い予想となっています。