中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

2019年12月の訪日外国人ー前年同月比で-4.0%で3ヵ月連続で前年同月を下回る

コロナウイルスの影響で訪日外国人数が減少しています。訪日外国人の減少は観光業、宿泊業、外食産業など日本の多くの産業に影響を与えることになると思いますが、あらためて最近ご無沙汰をしていました訪日外国人の統計値を調べてました。
1月17日に2019年12月の訪日外国人客の統計値を日本政府観光局が公表していますが、次のとおりです。

  • 2019 年12 月の訪日外国人数は、前年同月4.0%減の252 万6 千人
  • 2018 年12 月の263 万2 千人を10 万人以上下回り、3ヵ月連続で前年同月を下回った
  • 訪日外国人数が多い韓国市場の減速(前年同月比63.6%減)が、訪日外国人客数全体が前年同月を下回る要因。一方、韓国市場を除く19市場は前年同月を上回り(前年同月比(19 市場計)16.7%増)、引き続き堅調に推移
  • 市場別では、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンが単月として過去最高を記録し、13 市場で12月として過去最高を記録

年間で見た場合、2019年の訪日外客数は前年比+2.2%です。12月は韓国客の減少ですが、1月はコロナウィルスの影響で訪日外国人はかなり減ると思いますので、外国人関連銘柄のQ4(1-3月期)決算は下がるように思います。

これは逆張り投資の個人投資家にとっては買いの絶好のチャンスではないでしょうか。訪日外国人は一時は減少しても長い目で見ると確実に増加するのですから。
関連銘柄をスクリーニングして仕込んで行きたいと思います。2020年1月の訪日外国人の公表は、2月19日になります。