中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

経済産業省が新グローバルニッチトツプ企業の募集を開始しました

1月27日に経済産業省がニッチ分野で勝ち抜いている企業等を新グローバルニッチ企業100選として選定するための候補企業の募集を開始しました。以下は経済産業省の公表分からの一部抜粋になります。 

  • 我が国には国内外で高い競争力を有している企業が数多く存在します。特に、その中には、ニッチ分野において、適切なマーケティング、独自性の高い製品・サービス開発、厳格な品質管理などにより差別化を行い、グローバル市場でもトップの地位を築いている企業がいます。
  • 経済産業省では、我が国の国際競争力向上の観点から、こうしたニッチ分野で差別化を行い高い実績を上げている企業群を一つの成功類型として着目し、2013年度(平成25年度)には、国際展開に取り組んでいる企業のうち、差別化要因を有しニッチ分野で高いシェアを確保している者を集め、「グローバルニッチトップ(GNT)企業100選」として選定しました。
  • その後、日本企業を取り巻く事業環境は変化してきています。具体的には、①デジタル経済の進展、②世界の政治経済情勢の変動、また、③少子高齢化のような社会構造変化などが起きています。
  • こうした状況を踏まえ、新たな厳しい経済環境の中においてもニッチ分野で勝ち抜いている企業や、国際情勢の変化の中でサプライチェーン上の重要性を増している部素材等の事業を有する企業などを「新グローバルニッチトップ企業(GNT)企業100選」として選定したいと考えています。(認定・表彰の企業数は公募状況等により変動する可能性があります。)
  • 経済産業省としては、今回の認定と顕彰を通じて、対象企業の知名度向上や海外展開を支援するとともに、新たにグローバルニッチトップを目指す企業における経営上の羅針盤として活用いただくことを目的としています

文中に記載のとおり過去にもニッチトップ企業の選定をしており、私は過去にその企業の中から上場企業を調べたのですが、そのままになっていました。その後、株価の行方を見たのですが、あまり株価も上昇しなかったような記憶があります。

特定の分野での高いシェアを持つ企業が選定されるので、一応投資先のスクリーニングとなると思いますが、これから募集の開始ですので、選定はまだだいぶ先になると思います。動きがありましたらブログでも紹介したいと思います。