中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

米国の製造業景況感指数(9月)

9月の米製造業景況感指数が10月1日に公表さました。新聞報道等を纏めますと次のような内容です。

  • 指数は47.8で、10年3ヵ月ぶりの低い水準。好不況の境である50を2ヵ月連連続で下回り、不況といえる
  • ISMを構成する項目の中では、新規受注の落ち込みが目立つ
  • 非製造業は底がたさを維持しており、8月の小売売上高は前月比で4%増加

米国の経済指標としては、ほかに失業率が重要になります。8月は3.7%となり3ヶ月連続横ばいで、雇用者数は13万人増加していますが、一方、8月の数値は市場予想(16万人)を下回ったほか、民間雇用の9万6千人増加も低水準といった海外の新聞報道等も目にしました。

10月4日には9月の米国の雇用が公表されましたが、失業率は3.5%と前月から改善し、1969年以来、50年ぶりの低水準を維持しています。平均時給は1年ぶりに3%台を割り込んでいるようです。米国の雇用統計の数値は読み方が難しい気がします。