8月7日にパスコ(9232)が四半期決算を発表しました。同社はセコム傘下の航空測量大手です。東京五輪で渋滞緩和関連銘柄として名前があがったりしています。
前年同期比では次のとおりです。
- 売上高 +8.3%
- 営業利益 △724百万円(前年同期 △1,072百万円)
- 経常利益 △738百万円(前年同期 △1,047百万円)
- 純利益 △423百万円(前年同期 △ 423百万円)
利益は、赤字ですが、前年同期比でみると赤字幅は大きく縮小しています。2020年3月の通期予想は次のとおりです(対前年比)。
- 売上高 △ 1.0%
- 営業利益 △17.7%
- 経常利益 △23.8%
- 純利益 △16.5%
主要顧客が官公庁で納品が年度末の集中するため収益は期末に向けて増加傾向のようです。
同社は、2018年5月にパスコグループ中期経営計画2018-2022を策定しており、2018年度から2022年度までの5年が対象で、今期は中計の2年目になります。
経営目標数値は2022年度に営業利益額を倍増し、40億円が目標とのことです(今期の営業利益予想は22億円)。NewSpace分野への挑戦、IoT時代のサイバーセキュリティー、未来人材の育成の3つの戦略投資に着手しているようです。