本日はゲーム関連銘柄について紹介したいと思います。
銘柄は、東証マザーズに上場している株式会社GameWith(証券コード6552)になります。同社は、2013年6月設立、2017年6月に上場したスマホゲームの攻略情報メディアサイト「GameWith」を運営している企業です。
同社の業績は、次のとおりになります(単位:百万円)
売上高 営業利益 営業利益率 当期純利益 ROE
15年5月期 389 127 32.6% 92 21.3%
16年5月期 994 330 31.9% 220 26.0%
17年5月期 1,581 657 41.6% 465 39.0%
18年5月期 2,677 1,168 43.6% 816 41.1%
19年5月期(予)3,154 905 28.7% 623
2015年5月期以降、毎期、増収増益となっていますが、2019年5月期は増収減益の予想となっています。
同社の2019年5月期(つまり2018年6月1日から2019年5月31日までの期間)の第1四半期決算説明資料を見ますと、次のような記述があります。ちなみに、決算説明資料とは、決算を公表した後にアナリスト説明会を開催する企業が決算の概況等をまとめた資料です。
・戦略投資期間と位置付けた今年度は引き続き新規事業・海外展開に資源投下の方針
・2018年から2020年の事業構想
①海外展開の本格化:英語圏に本格算入し、海外展開を加速
②新規事業領域への挑戦:既存のメディア事業以外の様々なゲーム関連領域に展開
・eスポーツ関連で参入したのプロチーム運営は、1stシーズンはアジア2位と躍進
・積極的な人材採用を推進。2018年5月期の第1Qと比較すると69名増加
<人材関連費用>(単位:百万円)
18年5月期1Q 203
2Q 215
3Q 240
4Q 312
19年5月期1Q 348 → 前年同期比で71%増加
決算短信は数値の羅列ですが、決算説明会資料は関連情報もよくまとめられており、見たことのない方はじっくり読むと良いかと思います。
2019年5月期の予想は、トップラインである売上高は引き続き増加の予測ですが、今後の更なる成長のための投資費用が増えたため営業利益は一時的に減少ということかも知れません。
eスポーツにも力を入れているようです。eスポーツに関しては、少し前にTBSの番組「情熱大陸」で、たしか東京大学を出てプロゲーマーを職業としている方が紹介され、米国ではeゲームが市民権を得ており、市場規模も大きいということでした。
eスポーツがオリンピックの競技となるかどうかという話題もありますが、市場は拡大しているようです。市場規模などの詳細まではまだ調べていませんが。
個人的には、小学生以来、ほとんどゲームをしたことがなく、勿論スマホでゲームなどしたこともないので、ゲームの何が面白いかは全く理解できないところではありますが、この会社の株価は年初来高値が2,450円で年初来安値が913円で、自己資本比率も良いことから、先週、投資をしました(ちなみに本日の終値は923円です)。
今は市場全体で株価が大きく下がっているので、個人投資家にとっては色々な銘柄を仕込むに良いタイミングかも知れません。