中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小林製薬が買収防衛策の廃止を決定

本日、小林製薬(4967)が来年3月に開催の株主総会終結の時で更新期限を迎える買収防衛策を継続更新しないことを決議したと公表しました。小林製薬は、時価総額約7000億円で、外国人株主比率が約22%となっています。 開示文を見ますと、廃止の理…

サイバーセキュリティー関連銘柄の期待

最近の日本経済新聞の記事でサイバーセキュリティーが掲載されていたので、本日はサイバーセキュリティーについて触れたいと思います。 9月18日の日本経済新聞で、国立大学のサイバー対策が道半ばであるとの記事がありました。日本経済新聞の調査によれば…

経産省がコーポレート・ガバナンス・システムに関する実務指針の改訂案を公表

9月5日に経済産業省のCGS研究会第9回が開催されました。 当初予定どおり改訂コーポレート・ガバナンス・システムに関する実務指針(CGSガイドライン案)が議論されたようで、経済産業省のホームページに改訂案が一式アップロードされました。 時間をあま…

配当議案に対する機関投資家の反対の高まり

少し前の日本経済新聞に本年6月の株主総会での配当議案(剰余金の処分)への反対比率が上がったとの記事がありました。 三菱UFJ信託銀行、アセットマネジメントOne等の運用会社の議決権行使の個別開示結果をまとめたようで、東京海上アセットマネジメントや…

改訂CGコードで国内機関投資家の関心の高いテーマ

旬刊商事法務の9月5日号に、スチュワードシップ研究会理代表理事の木村祐基 氏という方が改訂CGコードを受けて、国内機関投資家約20数名にヒアリングを行い、機関投資家の関心の高い項目について説明した記事がありました。 ネットで検索すると、木村氏…

個人投資家目線からの改訂CG報告書の読み方:政策保有株式の議決権行使基準

本年6月1日改訂のコーポレートガバナンス・コード(改訂CGコード)に基づくコーポレートガバナンス報告書(改訂CG報告書)の提出期限は本年12月末までとされていますが、上場企業各社の来年の定時株主総会の目玉は間違いなく、改訂CGコード対応か…

2019年度予算の概算要求に見る投資テーマ

財務省が8月31日に2019年度予算に対する各省の概算要求を締め切ったようです。要求総額は過去最高の102兆円となる見通しです。 概算要求で重点を置いたのは、日本が抱える3つの不足への対応ということで、9月1日の日本経済新聞記事によれば、「…