中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス・アドバイザー / 長期での中小型株の割安株投資情報

最近のコーポレートガバナンスと資本市場の動向を踏まえ、上場企業実務の視点から中長期での企業価値向上に役立つ情報分析・発信をしていきます。個人投資家のコーポレートガバナンス力の向上による「意思のある投資」に役立つ情報発信もしています。また長期での割安株投資の情報も

PMI(購買担当者景気指数)について

PMIという言葉を新聞報道で見かけることがあるかと思います。Purchasing Manager's Indexの略で、日本語では購買担当者景気指数です。PMIがあがった下がったなどが新聞でよく報道されているかと思います。

PMIとは、原材料や部部品を調達する購買担当者にアンケート調査などをすることで作ります。

購買担当者は材料や製品を仕入れる際に、販売需要を見極めるため(仕入すぎると在庫を抱えることになるため)PMIの数値は数ヶ月先の景気動向を映す先行指数となります。以前にも紹介したかも知れませんが、景気の改善・悪化の分かれ目は50で、50を越えると改善、50を下回ると悪化と考えられます。

つい先日ですと、5月31日に中国国家統計局が5月のPMIを公表し、40.4でした。4月の中国のPMIは50.1ですが、前月を大きく下回りました。

新聞報道などによれば、項目の内訳では、新規輸出受注指数が悪化しているとのことです。2018年4月頃からの推移を見ると下がっており、米中貿易問題の影響もあり、今後の動きが気になるところです。 今回は非常に短いですが、PMIについて簡単に紹介しました。

次回以降ですが、少し古いですが、中小型銘柄への投資の参考として2014年に経産省が公表した「グローバルニッチトップ企業100選」、中国経済の展望ということで大手シンクタンク中国経済の見通しあたりを紹介したいと思います。